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ひろがるアート−現代美術入門篇−図録

ごあいさつ

 愛知・岐阜・三重三県の県立美術館は、相互協力活動の一環として三館の所蔵作品を活用した展覧会を2004年から開催してまいりました。第5回となる今回の展覧会は、「ひろがるアート〜現代美術入門篇〜」と題して、20世紀後半の美術に焦点を当てて開催することになりました。

 愛知県美術館は、作品収集の基本方針の一つとして「現在を刻印するにふさわしい作品」をかかげ、岐阜県美術館では収集の対象を近現代にしぼって、日本及び海外の美術の動向を伝える作品を収集しています。三重県立美術館も日本やスペインを中心とした現代美術収集に力を入れてきました。

 このように三美術館が現代の美術作品を収集しているのは、過去の優れた美術作品を収集保存するだけでなく、現在進行中の新しい芸術創造と積極的に関わることも美術館の大きな役割と考えているからです。

 社会が複雑化を深めるのと軌を一にして、現代の美術はますます多彩になりつつあります。作家たちは既存の造形思想に果敢に挑戦して、これまで考えられなかった表現を次々に生み出しています。また、新しい素材や技法が盛んに試みられているのも現代美術の大きな特色といえるでしょう。

 そうした造形面での新しい動きとともに、現代特有の社会や人間の根源的な問題に真正面から向き合って制作活動を行っている作家たちがいることも忘れてはならないでしょう。

 こうした背景を持つ現代の美術は、難解なものとして敬遠されがちです。しかし、私たちが生きている時代と社会、さらに未来について考えるために同時代の美術は重要な存在です。この展覧会を通じて、より多くの方々が現代美術の多様な世界に関心をお寄せいただければと存じます。

 最後に、展覧会開催にご支援をいただきました関係各位に深く感謝の意を表します。

2010年10月

 主催者

 

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