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ごあいさつ

 三重県立美術館では、1992年にスペインのバレンシア州と三重県が友好提携を結んだことにちなみ、作品収集および展覧会企画の軸の一つとしてスペイン美術を加えました。このたび、開館15周年およびバレンシア州と三重県の友好提携5周年を記念し、1980年代から活動してきたバレンシア出身の作家7名の作品を紹介する、『スペイン現代美術の動向〈移動〉−バレンシアの七人』展を開催いたします。

 今回紹介する7名の作家の作品は、絵画、彫刻からインスタレーションにおよび、物質性と観念性との緊張の内に表現を宿らせるそのあり方は、バレンシアのみならず、1980年代以降のスペイン美術の縮図ともなっています。 この展覧会全体に対しては、コミッショナーをつとめていただいたフェルナンド・カストロ・フローレス氏によって、〈移動〉というコンセプトが設定されました。〈移動〉とはこの場合、身体の移動はもとより、視点の移動、さまざまな文化・美術上の領域やカテゴリー間の移動といった意味がこめられ、固定した視点から発する硬直した世界のとらえ方に対する批判的な視線を提供してくれることでしょう。

 最後に、展覧会を開催するにあたり、最大限の協力をおしまれなかった7名の作家の方々、貴重な作品をご出品いただきました美術館、調査・準備等にご協力いただきました皆様、その他関係各位にあつくお礼申しあげます。

 1997年10月

三重県
三重県立美術館
バレンシア州
中日新聞社

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