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ごあいさつ

カミーユ・ピサロ(1830−1903)は、19世紀後半に生まれた印象派グループの中心的な画家の一人です。8回に及ぶ印象派展にすべて参加した唯一の画家であり、年齢が他の画家よりも上であったことからグループの指導的役割も担っていました。また、ピサロ家は、現在に至るまで9人の画家を輩出しています。このたび、カミーユ・ピサロの全期にわたる作品と、4世代にわたるピサロ家の画家たちの作品を日本で初めて一堂に紹介する運びとなりました。

当時デンマーク領だった西インド諸島セント・トマス島に生まれたカミーユ・ピサロは、10代のはじめにパリに渡り、デッサンの手ほどきをうけました。その後、南米ベネズエラに滞在し、再びパリに戻り本格的に画業に専念します。当時、フランス画壇の中心だったサロンに出品するようになりましたが、モネやセザンヌらと知り合い、印象主義の主翼を担っていきます。

彼は指導者としても多くの画家から尊敬を得ました。セザンヌはピサロについて、「彼は私にとって父のような人だ」と語っています。他の画家たちと同様、彼の5人の息子たちもやはり彼の影響を受け、それぞれ画家を志望しました。息子のルシアンは、1886年に行われた最後の印象派展にも出品しています。

本展は、ヨーロッパ各国、アメリカ、ベネズエラ、ロシア、イスラエル及び日本国内の約50ケ所におよぶ美術館、所蔵家から集めた作品によって構成され、カミーユの初期から晩年にいたるまでの油彩、水彩などと、ピサロ家の画家たちの作品を一堂に紹介します。特にカミーユのベネズエラ時代の作品は今までほとんど日本では公開されておらず、ピサロ芸術の新たな一面を垣間見ることができます。また、ルシアンをはじめとするピサロ家の画家たちの作品を、日本で初めて本格的に展観するのも本展の特徴といえるでしょう。

最後になりましたが、本展の開催にあたり、作品を快くお貸しいただいた国内外の美術館及び所蔵家の皆様をはじめ、ご後援、ご協賛、ご協力いただいた関係各位に心より感謝いたします。

主催者

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