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ごあいさつ

三重県立美術館では,三重県にゆかりのある美術作家たちによる創作活動を紹介する展覧会として,先に「人と色彩の交感─足代義郎展」を開催しました。この展覧会に続いて,「凝縮されたいのち・かたまり──片山義郎展」を開催することになりました。

明治41年に大阪に生まれた片山義郎は,三重県の代表的な具象彫刻家として,日本美術展覧会を中心に,県内外で活躍を続けています。片山は昭和5年に東京美術学校彫刻科に入学し,昭和9年に同科を卒業して,彫刻家としての道を歩み始めました。第2次世界大戦の勃発によって召集された片山は,南方で終戦を迎えた後,三重県四日市に住居を構え,以後40数年にわたって三重の地で活躍することになります。「首の片山」の異名をもつ片山は,夫人や愛嬢をモティーフにした人物彫刻で知られていますが,彫刻制作の傍ら,県内の若い彫刻家たちの指導にあたり,多くの彫刻家を育成し,三重の彫刻界の重鎮として,いよいよその重みをましつつあります。

今回の展覧会では,戦前の作品を含め,彫刻家,片山義郎の足跡をたどる72点の彫刻および素描によって,片山芸術の世界を紹介します。

本展開催にあたり,貴重な作品を快くご出品いただきました所蔵家ならびに関係各位に厚くお礼申し上げます。

昭和62年6月
三重県立美術館

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