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美術館のウラオモテ 〜職場体験学習の実際と課題〜

現在、中学校では2年生で「職場体験学習」に取り組んでいるところが多く、当館にも毎年何人かの生徒たちが訪れます。

 

彼らを含めた大多数の人がもつ、美術館での仕事のイメージは、静かな展示室で座って見守っている、というものです。観覧者からそのように見えている「監視」の仕事一つにしても、実際には多くの配慮と勇気と忍耐とを要します。そしてもちろん、美術館には、外部から想像するよりもずっと多くの仕事があり、それを数少ない職員と業務委託による職員及び多数の美術館ボランティア会員によって行っているという状況です。

 

そんな中での職場体験学習は、時期によって内容が異なります。展示入替え作業日か、ポスター発送時期か、企画展の開催中かどうか等々。また、学芸の仕事は作家や作品の調査研究、作品の保存・修復、展覧会の企画、作品の出品交渉・集荷・撤収、図録や種々の出版物用の原稿の執筆、関係機関との打合せ、美術セミナーやイベントの実施等々、担当者でなければこなせない内容のものが多いため、中学生の方々にも可能な仕事が、その時期にあるかどうかということも関係してきます。

 

ちなみに今年度は、作品のチェックカードの作成、素描整理、収蔵庫の片付け、書庫・資料の整理、招待状の発送準備、パンフレットの修正、展覧会案内チラシの貼り替え、美術鑑賞教材〈アートカードみえ〉の使い方研究、常設展示作品の紹介カードの作成などに取り組んでいただきました。また、展示室やエントランスホールでは、受付案内やチケットのもぎり、警備、監視などの仕事を体験していただきました。

 

達成感もあり、美術館のことも知ってもらえるよう、どんな仕事に取り組んでもらったらよいかは毎回思案するところです。しかし一職場として、子どもたちの成長に少しでも貢献していきたいと思いますし、生涯学習の場としての「美術館」にとっても、こうした人と人との交流が、ささやかながらも貴重な機会であるという共通理解のもと、皆で取り組んでいます。

 

(Se)

 

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