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年報2021年度版 企画展 コレクションによる特別展示 春をまちわびて 美術から考える自然との調和(=エコロジー)

2022年2月23日(水・祝)―4月3日(日) 
開催日数:35日間

【会場】 三重県立美術館 企画展示室
【主催】 三重県立美術館
【助成】 公益財団法人三重県立美術館協力会

【広報印刷物デザイン】 加納大輔
【担当】 原舞子

【入館者数】2,698人(有料:1,439人、無料:1,259人)

展覧会の概要

 「エコロジー」をテーマに据えたコレクションによる展覧会を実施した。1962年、アメリカの海洋生物学者レイチェル・カーソン(1907-1964)が環境汚染に警鐘を鳴らした著作『沈黙の春』を発表したことをきっかけに世界各地で環境保全運動が急速に拡大し、以来、エコロジーという言葉は自然や環境との調和を意味するものとして広く使われるようになった。それから半世紀が経過した今、地球温暖化による気候変動、放射能による汚染、未知のウイルスによる脅威など、私たちを取り巻く状況は深刻さを増している。美術館で美術作品を鑑賞することが、地球上で起こるいくつもの問題を直接解決するわけではないが、時代や地域を越えて守られてきた作品との出会いは、自分とは違う「他」を思い、想像を巡らせ、いま自分にできることを見直す大きなきっかけとなるはずだと考え、本展を開催した。
 展覧会では当館が所蔵するコレクションの中から自然や環境と向き合い制作された作品約70点を紹介した。学芸員による解説パネルの他、県立四日市高等学校の生徒による作品コメントも一部掲出し、同じ作品に対して複数の見方を提示し、個々の意見を共有する場をもうけた。SDGsなど美術館がいま目を向け取り組むべき課題を念頭におき構成することで、美的な鑑賞のみではない、美術の在り方を問う契機となった。

 

会場風景

コレクションによる特別展示 春をまちわびて 美術から考える自然との調和(=エコロジー) 2021年度企画展

コレクションによる特別展示 春をまちわびて 美術から考える自然との調和(=エコロジー)

コレクションによる特別展示 春をまちわびて 美術から考える自然との調和(=エコロジー)

 

主な記事

新聞記事

「県美展示予定の絵画 パソコンで鑑賞 四日市高生が感想つづる」『中日新聞』 2022年2月4日(金)

「自然描いた作品70点 県立美術館で特別展」『読売新聞』 2022年3月1日(火)

「美術で考える自然の姿 県立美術館 有名画家や県ゆかり作家展示」『中日新聞』 2022年3月16日(水)
 

その他(連載)

『中日新聞』(三重版)「美術館だより」
原舞子「小林研三《春の丘》」、2022年2月26日
原舞子「クロード・モネ《橋から見たアルジャントゥイユの泊地》」、2022年3月5日
橋本三奈「牧野虎雄《梧桐》」、2022年3月19日
原舞子「岸田劉生《麦二三寸》」、2022年3月26日
 

機関紙

『M News』(三重県総合文化センター情報誌)
原舞子「美術館でSDGsを コレクションによる特別展示 春をまちわびて 美術から考える自然との調和(=エコロジー)」、137号、2022年3月発行

 『あさあけ』(三重県警察季刊誌)
「MUSEUM PIECE」原舞子「藤島武二《海(日の出)》」、807号、2022年3月発行

ほか
各種フリーペーパーで紹介

主な放映・放送

2022年2月21日(月) FM三重 POMIE 展覧会の紹介
2022年2月22日(火) FM三重 ゲツモク! 学芸員の出演
2022年2月23日(水・)祝 三重テレビ
2022年3月3日(木) NHK津放送局
2022年3月11日(金) FM三重
 

展覧会開催時のページ

 

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