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三重県総合博物館 > コレクション > スタッフのおすすめ > ツマキチョウ(Anthocharis scolymus Butler)

ツマキチョウ(Anthocharis scolymus Butler

資料名 ツマキチョウ 解 説  今回紹介するツマキチョウのオスの個体は、20年以上前にMieMuの建設予定地で自然調査を行った時に採集された個体です。当時は、松林が広がって生えていたのですが、MieMuが立つ前は、モウソウチクが繁茂し、陽光の差し込む環境が少なくなり、環境が著しく変化しているため、同じ場所での自然環境調査では記録されていません。
 ツマキチョウは、林縁や畑の明るい場所を好み、4月から5月中旬にかけ、モンシロチョウとまじって飛ぶ姿がよく見られます。モンシロチョウより一回り小さなチョウで、飛び方は、翅を小刻みにはばたいて一定の高さを、直線的に飛び、よく観察をすると、前翅の先端が鉤状にとがり、オスだけはその部分が橙黄色に染まっています。和名は、この翅の橙黄色にちなんでつけられています。いかにも飛んでいる姿は、春先に飛ぶ他のチョウを含め「春の妖精」にふさわしいチョウとも言えます。
 成虫は、ダイコン、オオジシバリ、オオイヌノフグリの花に訪れます。分布は、国外では中国大陸、朝鮮半島の東アジア地域に、国内では北海道、本州、四国、九州、屋久島に、県内では、平地から山地にかけて広く見られます。
 幼虫は、アブラナ科のタネツケバナやイヌガラシの花やつぼみ、若い種子の鞘を中心に食べて約1ヶ月で蛹になります。蛹で夏、秋、冬を越して翌年の春に羽化するので、生涯の大半は、蛹で過ごすことになります。
 春の時期にしか見られないチョウですが、身近な種類なので、きっと雑木林の林縁で陽光があたる明るい場所にいれば出会うことが出来るでしょう。春の陽気のもと気持ちを明るく元気にしてくれそうなチョウです。ぜひ観察してみてはいかがでしょうか。(TI)
学名 Anthocharis scolymus Butler
採集日 オス:1995年4月15日
メス:1992年4月16日
採集場所 オス:津市上浜町
メス:三重郡菰野町切畑
箱番 チョウ75
体長 オス:開張:45mm
メス:開帳:45mm

        
ツマキチョウ オス ツマキチョウ メス

ツマキチョウ オス                       ツマキチョウ メス

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