三重県教育委員会は、平成22~25年度にかけて、鳥羽・志摩で海女習俗の民俗調査を行いました。その結果、鳥羽・志摩の海女漁には、「女性の素潜り漁が継続されてきた歴史」、「漁場を識別する能力」、「伝統的な漁具を継承し、男女の役割分担を生み出す地域性」、「地域社会が、海女の存在を許容するとともに海女を職業として認めている」、「古代から続く伊勢神宮と地域との関係」といった部分に特色があることがわかりました。
このような、「民俗知識」、「信仰」、「資源管理」、「潜水技術」といった民俗技術が、県指定文化財にふさわしいとして、平成26年1月23日に、全国で初めて県無形民俗文化財に指定されました。また、平成29年3月3日に、「鳥羽・志摩の海女漁の技術」として国重要無形民俗文化財に指定されました(海女漁では全国初)。詳しくは、下記のリーフレットをごらんください。
・リーフレット
国重要無形民俗文化財「鳥羽・志摩の海女漁の技術」(PDF、A3両面印刷用、1.4MB)
英語版「Fishing techniques of Ama woman divers in Toba and Shima」(PDF、A3size、1.4MB)
・調査報告書
平成24・25年度 海女習俗調査報告書(PDF、22.8MB)
海女習俗基礎調査報告書-平成22・23年度調査-(PDF、9.1MB)
・関連リンク
海女習俗について(別ページ)
「絵本で知る三重の文化財 海女のくらし」(PDF)