越賀の舞台

こしかのぶたい


越賀の舞台

指定区分

指定種別

有形民俗文化財

指定・登録日

市町

志摩市

所在地

志摩市志摩町越賀

所有者

志摩市

員数

1棟

構造

-

年代

江戸時代
関係サイト
関連資料

概要

 幕末の頃、志摩の各村には歌舞伎や地芝居が盛んになり、村々で舞台が作られたが、現在はほとんど破却され、志摩ではこの越賀で残るのみである。なお、越賀の舞台とほぼ同じ頃建てられた大王町船越の舞台は神奈川県民家園に移設され、重要文化財に指定されている。
 建物は木造桟瓦葺(さんがわらぶき)、正面入母屋造(いりもやづくり)、背面切妻造(きりづまづくり)、平屋建、一部二階とする。見物席は舞台前の露天である。天保2(1831)年に土地を買い入れ、嘉永2(1849)年5月に上棟、嘉永4(1851)年に落成した。今も上棟の際の棟札(むなふだ)が残る。床下には廻り舞台のロクロ組がそのまま保存されている。正面二階に太夫座(たゆうざ)の出小屋を、階下に囃子方(はやしがた)の席を置いている。

ページのトップへ戻る