石燈籠
いしどうろう
指定区分 |
県 |
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指定種別 |
有形文化財(工芸品) |
指定・登録日 |
|
市町 |
名張市 |
所在地 |
名張市矢川字小豆 |
所有者 |
春日神社 |
員数 |
1基 |
構造 |
- |
年代 |
南北朝時代(正平8年、1353) |
関係サイト | |
関連資料 |
概要 |
総高約1.87m、溶結凝灰岩製。宝珠は後補。笠・火袋・中台・竿・基礎は四角形。笠は、裏には地垂木、飛簷垂木及び隅木を丁寧に刻出している。火袋は面取りの四角形で、火口・窓・扉・窓という順にそれぞれ異なった意匠となっている。竿は角柱形で、下部の一部を欠くようである。中台下部と基壇上部には反花をあしらう。中台外面は各面を3区に区切り、中央の区は四つ目菱、左は香様、右は小動物が薄肉彫され、左右両側面とも3区に区切るが、中央は四つ目菱、左右とも香様だけで小動物は無い。 竿の正面に銘があり、「大願主藤原康/正平八年<癸巳>十月廿二日/□□沙弥得円□」とある。「正平」は南朝年号であり、金石文としては珍しい。 四角燈籠は室町時代後期に増加するが、当資料は比較的早い時期のものといえる。また、旧伊賀国南部の在銘資料として、重要な燈籠である。 |
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