木簡(柚井遺跡出土第1号)
もっかん(ゆいいせきしゅつどだい1ごう)
指定区分 |
県 |
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指定種別 |
有形文化財(考古資料) |
指定・登録日 |
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市町 |
桑名市 |
所在地 |
桑名市京町 |
所有者 |
桑名市博物館 |
員数 |
1点 |
構造 |
- |
年代 |
平安時代 |
関係サイト | |
関連資料 |
概要 |
1号木簡は全長19.8cm、幅2.4cm(中央部)、厚さ0.4cmで、「櫻樹郷守部春□□□籾一斛」の墨書が確認できる。昭和3年耕地整理の際、多量の木製品、土器とともに出土したものである。木製品には斎串(いぐし)、火切用具などの祭祀関係のものが注目され、「萬」「福」などの吉祥句を書いた墨書土器も多く、近隣の多度大社及び多度山と関係する祭祀品一括と考えられている。材質は杉材と思われ、上端と下端に切り込みをもつ典型的な付札木簡である。近年、木簡の出土は全国的に増加しているが、本木簡は昭和3年の発見で出土木簡の先駆けとも言え、学史的な見地からも重要なものである。 |
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