木造僧形坐像

もくぞうそうぎょうざぞう


指定区分

指定種別

有形文化財(彫刻)

指定・登録日

市町

松阪市

所在地

松阪市朝田町

所有者

朝田寺

員数

1躯

構造

-

年代

平安時代
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概要

 総高61cm、檜材、一木造。内刳は無い。もとは彩色であったらしいが、剥落して一見素地に見える。老僧像で、顔を上体より少し前へ出している。その表情は穏やかで親しみがあり、額にたたまれた皺、大きく見開いた切長の目、形のよい鼻、きっと結んだ口などにその個性が示されている。首から肩へかけての筋肉は鋭い鎬(しのぎ)であらわされ、平安時代の特色をよく示している。全姿に荘重な趣をただよわせている。像底には鋭いのみあとさえ見られる。手先のみ後補である。
 平安時代の制作と考えられるが、詳しい時期比定は今のところ難しい。

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