木造十一面観音立像
もくぞうじゅういちめんかんのんりゅうぞう
指定区分 |
国 |
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指定種別 |
重要文化財(彫刻) |
指定・登録日 |
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市町 |
津市 |
所在地 |
津市白山町大字川口字瀬古 |
所有者 |
瀬古区 |
員数 |
1躯 |
構造 |
- |
年代 |
平安時代(前期) |
関係サイト | |
関連資料 |
概要 |
像高47.6㎝、榧材、一木造。堅緻な榧(かや)を用い、頭部から足下の蓮肉までのほぼ全容を一材から彫出する。ほぼ球形の頭部には瞼と頬の膨らみのつよい面貌を刻み、条帛を胸高にまとう幅広い短躯も豊かな肉付きとし、大ぶりの翻波式衣文(ほんぱしきえもん)をあしらう。 制作時期は9世紀前半に位置づけられるが、平安前期の檀像(たんぞう)と呼ばれる精緻な小彫刻のなかにあって、やや異質な趣を示し、作風は伸び伸びとしておおらかで、右膝をゆるめながら踵を大きくうかせる動態表現は個性的である。小像だが、三重県を代表する仏像といえる。 瀬古区の公民館は高田寺(江戸時代には浄土宗)の跡地にあり、元はこの寺に安置されていたという。 |
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