三重県宝塚一号墳出土品

みえけんたからづかいちごうふんしゅつどひん


指定区分

指定種別

重要文化財(考古資料)

指定・登録日

他1

市町

松阪市

所在地

松阪市(松阪市文化財センター)

所有者

松阪市

員数

一、埴輪船1点 一、埴輪119点(以上造り出し出土) 一、埴輪50点(以上墳丘出土) 附埴輪95点 土器・土製品11点(以上包含層出土)

構造

-

年代

-
関係サイト
関連資料

概要

 伊勢地域最大の前方後円墳(全長111m)である国史跡 宝塚一号墳の墳丘および造り出しから良好な状況で出土した埴輪170点である。これらの遺物は、松阪市教育委員会が平成11年度から行った古墳整備事業にともなう発掘調査によって発見されたもので、古墳の造り出しおよびその周辺の埴輪配列の全体像が判明した希有な資料である。なかでも平成12年度に発見された大型の埴輪船は、大刀(たち)・威杖(いじょう)・蓋(きぬがさ)をかたどった立ち飾りをもつ他に例がない造形である。当該資料は古墳時代の良好な埴輪の一括資料であり、首長の葬送儀礼を考えるうえで重要な資料であるといえる。
 また、遺物包含層から出土した埴輪・土製品・土器101点が附(つけたり)として、加えられている。
 なお、松阪市及び市教育委員会は、出土遺物や調査成果を展示・公開するため、平成15年に松阪市文化財センター「はにわ館」(博物館施設)をオープンさせる一方、平成17年3月には、現地の史跡公園整備を完成させ、同時に発掘調査報告書を刊行した。

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