埴製枕
はにせいまくら
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指定区分 |
県 |
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指定種別 |
有形文化財(考古資料) |
指定・登録日 |
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市町 |
志摩市 |
所在地 |
志摩市磯部町迫間878番地9 |
所有者 |
個人 |
員数 |
1基 |
構造 |
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年代 |
- |
関係サイト | |
関連資料 |
概要 |
おじょか古墳の玄室左側隅付近に置かれていたもので、古墳の発掘調査以前に石室外に持ち出されていたものである。枕は埴製で、直弧文を施した背板の前面に、半円筒形の枕台を付し、その上部に頭部を安置させる受部を設けた形を成す。一部装飾を欠落させるほか完存に近い優品である。大きさは、幅32.6cm、高さ28.5cm、奥行19.8cmを測る。直弧文は背板の背面と背板前面の頭部受けの上及び左右側に施される。表面全域にわたり丹塗が施され荘厳さを加えている。古墳時代の埴製枕の出土例は5例ほどあるが、本枕は完形である点、直弧文の装飾をもつ点など、稀にみる優品で、古墳時代の習俗等考察する上で極めて貴重な遺物である。 |
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