紙本著色曽我蕭白筆「雪山童子の図」

しほんちゃくしょくそがしょうはくひつ「せつさんどうじのず」


指定区分

指定種別

有形文化財(絵画)

指定・登録日

市町

松阪市

所在地

松阪市中町

所有者

継松寺

員数

1幅

構造

-

年代

江戸時代(中期)
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関連資料

概要

 縦167㎝、横125㎝、掛幅装。「施身門偈図」とも呼ばれ、釈迦が生まれる前の世での一説話(本生譚、ほんしょうたん)を描いたものである。釈迦が雪山で修行中に、みずから進んで鬼にわが身を与えようとするところである。くすんだ緑をバックに、童子の衣(赤)と鬼の体(青)との目の覚めるような原色の対比が見事である。
 曾我蕭白は京都の生まれ。宝暦から明和の頃に伊勢地方を遊歴して数々の大作を遺した。朝田寺の「唐獅子図」(国重要文化財)等とともに、明和元(1764)年、蕭白35歳頃の作と推定されている。蕭白の濃彩図は少なく、貴重な作品である。

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