絹本著色釈迦八相成道図

けんぽんちゃくしょくしゃかはっそうじょうどうず


絹本著色釈迦八相成道図

指定区分

指定種別

重要文化財(絵画)

指定・登録日

市町

桑名市

所在地

奈良市登大路町50番地 奈良国立博物館(寄託)

所有者

大福田寺

員数

1幅

構造

-

年代

鎌倉時代
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関連資料

概要

 縦119.4㎝、横84.8㎝、掛幅装。極彩金泥画である。鎌倉時代になり、前代の密教絵画に対し、民衆への布教を主眼とした絵解きに用いる仏教説話画が隆盛した。釈迦八相図は仏教説話画の形式の一つで、釈迦の生涯の重要な八つの画面(下天托胎、誕生、修学、出家、苦行、降魔成道、初転法輪、涅槃)を一つの画面に描いたものである。描法は柔軟細密で、自然の景観の中に堂宇を配し、画面全面を使い、下方から上方へと美しい彩色で表現している。本図は、鎌倉時代の制作と考えられている。
 鎌倉時代の八相図は数少ない。なお、旧裏書によって承応4(1655)年に修復したことがわかり、昭和37年にも修理を行っている。

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