海女の1年
鳥羽市石鏡町の海女は、4月末~9月のアワビ、10月~12月サザエ漁、期間限定のウニ・トコブシ漁、お盆前の岩ガキ、春のフノリ漁ワカメ・ヒジキ漁とあり、春~秋にかけて海に潜ります。それ以外にも、海女の人達は農作業や夫の漁の手伝いなどもしています。かつて一部の地域では、家庭をもたない若い海女たちは、秋磯といって、県内各地に出稼ぎに行きました。紀州への出稼ぎ、海女としてではなく、春は茶摘み、秋は伊勢平野への稲刈りなどに行きました。実際、こうして働いた海女の稼ぎが家計を支えていました。
海の博物館所蔵


かつて鳥羽・志摩地域の一部地域の海女は、日本の海女で最も活発に出稼ぎをしていました。古くは江戸時代にさかのぼります。明治になり、磯荒れや天草の需要が増大したことにより、北海道や伊豆、対馬、朝鮮半島まで赴く海女がいました。
高齢の海女の人達の中には、出稼ぎに行った経験の海女もいます。また、出稼ぎで稼いだお金で家を建てたという逸話も伝わります。海女小屋体験施設での食事の際には、このような貴重な経験などの話も聞くこともできます。
展示物は海の博物館所蔵

