トップページ  > 明治百景-百年前の三重県- > 農林業 > 熊野山林（北牟婁郡引本町）※

熊野山林（北牟婁郡引本町）※


写真


　『三重県写真帖』に「熊野山林」のタイトルで掲載されている写真。北牟婁郡尾鷲町（現尾鷲市）、同引本町・相賀村・船津村（現海山町）一帯の山林は、気候や地味が杉や扁柏（檜）の生育に適し、「林相ノ美、材積ノ富、実ニ木ノ国ノ称ニ背カス」と紹介している。写真は引本町速水健治郎所有林の一部で、寛政年間（1789〜1801）に創始されたという速水家の林業を37年に健冶郎が相続し、以後、造林方法や手入･間伐など、施業の改善に努め、「引本林業」の名を広めた（『三重県の林業』）。

トップページへ戻る このページの先頭へ戻る