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伊藤製糸場(三重郡四郷村室山)


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 三重県製糸業の先駆者、伊藤小左衛門経営の製糸場。室山(現四日市市)で醤油醸造を家業とする五世小左衛門は、幕末に外国貿易が始まると製茶業と製糸業にいち早く注目し、文久2年(1862)製糸業を開始した。明治7年(1774)には製糸場88坪、同13年には畜繭庫42坪・蒸気釜場42坪を建築した(『公文録 巡幸雑記』)が、33年12月17日に火災にあった(「三重県室山伊藤製糸場の焼失」『大日本蚕糸会報』第103号)。しかし、六世小左衛門は、くじけず「直チニ復旧ヲ竣工」(『伊藤小左衛門事業一覧控』伊藤家文書)した。35年発行と思われる『伊藤製糸場之業務沿革及現況』にはこの写真と同じ写真が「工場新築図」として掲載されているが、繰糸場は未だ建設されておらず、煙突を囲む足場には工事人が見え、工事途中であることがわかる。

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