『久居陣営之図』 1鋪
明治5年 (1872年) 89×134㎝
本図は、藤堂高虎の孫藤堂高通を初代とする久居藩5万3000石の居館であった久居陣屋の絵図です。明治2年、16代藩主藤堂高邦が藩知事となり、政庁を久居陣屋に置きました。本図で、赤く塗られたところが高邦の私邸部分で、黄色が藩の政庁部分を示します。作成の年紀は記されていませんが、政庁部分を「元公庁」としていることから明治4年の廃藩置県以降であり、「当壬申年」とあることから明治5年に作成されたことがわかります。
▲写真をクリックすると拡大した画像を表示します。