志摩市の歴史民俗資料館で県立博物館が移動展示を行うと聞いて訪ねてみた。この資料館は今日がオープンとあって賑わっておった。
展示スペースの一角に設けられた古民家模型では、来場されていた方から志摩地方の生活様式についてお話を伺った。やはり山に囲まれた伊賀とは様々な違いがあるものじゃ。
展示品も伊賀では見られないものばかり。志摩という土地にあわせて、英虞湾や周囲の森にすむ生き物の標本などがたくさん見られた。ご近所から来られたお年寄りには懐かしいもの、子どもたちには見たこともないめずらしいものもあったじゃろう。
ちなみに左の写真の2枚目、わしの後ろにあるものが何か分かるかな?これはイルカの骨じゃ。ほかにも鯨の骨や捕鯨の記録がかかれた古文書、いろいろな生物の剥製などがあって、志摩の海の豊かさがよく分かった。皆さんもぜひ実物を見に行ってくだされ。
今日は志摩の俳句会の方も吟行を兼ねて来館されておった。今日のお題はさしずめ「海」か「博物館」といったところかな。わしが来ていると知って、「食の一句」にもたくさん応募してくれた。近所の子どもたちや老人会も参加してくれて、今日の投句数は261句。
この県立博物館移動展示は9月2日まで開催しておる。8月25日には三重大学と連携しシンポジウム(事前申込要)もあるぞ。夏休みのひととき、志摩の自然を見つめなおしてみるのはいかがかな。
県立博物館移動展示についてはこちらもご覧くだされ。
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