みえの文化団体詳細
地域 | 伊賀地域 |
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団体名 | 日本民謡和泉会(にほんみんよういずみかい)
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プロフィール | 「民謡」というとどうしても若い人たちにはなじみが薄いようですがこの「民謡」を若い人たちにも知ってもらい、奏者や唄い手としても楽しんでもらいたいと熱い思いをもって活動している人がいます。 |
記事 |
日本民謡和泉会 会主・谷本善聖(たにもとよしまさ)さん。 谷本さん「まず、小学生に民謡の楽しさを知ってもらおうと地元名張市内の小学校へ和楽器の体験学習を提案しました。賛同してくださる学校も多いことから、名張で活動する5つの民謡団体で<名張民謡協議会>を立ち上げました。平成17年のことです。 名張市内の小学校(全18校)に授業の一環として、またクラブ活動の一環としてこきりこ節やソーラン節、名張の民謡・新名張節など子どもたちも聞いたことがある曲で三味線、太鼓、尺八、唄を1年間12回指導しました。」 Q「子どもたちの成長ぶりは?」 谷本さん「やはり三味線は難しく1年では、鑑賞するという程度でした。でも、唄は2曲ほど歌えるようになりました。太鼓をやってみたい!という子どもたちが多く太鼓の練習は熱心です。この体験学習の発表の機会を持ちました。そのとき一番びっくりしたのは、子どもたちが恥ずかしがらず堂々と歌いあげたことです。」 Q「子どもたちの声を教えてください。」 谷本さん「指導した子どもたちから手紙をもらいました。」 *最初はリコーダーとかをふくんだろう思ったけど、三味線や太鼓などを教えてもらってから、すっごくたのしいと思いました。 *わたしは三味線を初めて見ました。和の楽器はとても美しいと感じました。 *うたいかたのこまかいところまで教えてくださったおかげで、ソーラン節を1から4番までうたえるようになりました。 *いつも重い楽器を3階まで持ってきてくれてありがとう。 など、子どもたちの素直な感謝の気持ちが綴られています。 Q「この体験学習以外にも谷本さんは子どもたちの指導をしていらっしゃるんですよね?」 谷本「はい。私自身が会主をしている日本民謡和泉会に入会している子どもたちがいます。 残念ながら体験学習を通じて入会された子どもさんはまだいないのですが。(笑) 入会しているのはおじいちゃん、おばあちゃんが民謡をしている環境の子どもたちです。 現在、6人の小中学生が「芋の子村」という名で活動しています。長い子どもで7年間民謡をしています。全国大会で入賞する子も何人かいるんですよ。」 Q「それは楽しみですね。これからの抱負を教えてください。」 谷本さん「もっと多くの子どもたちが民謡を通じて日本の伝統文化のよさに気づいてほしいと思っています。そしてそれを守り伝えてくれることが一番の願いですね。」 一緒に指導を続ける副会主である奥様の紗千子さんとの息もぴったり。 2008年4月には「芋の子村」の公演も企画中です。 「芋の子村」の子どもたち 谷本さん夫妻 |
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登録日 | 平成19年12月27日 |