みえの文化団体詳細
地域 | 伊賀地域 |
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団体名 | 乱歩蔵びらきの会
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プロフィール | ■代 表 的場 敏訓 ■会員数 約25名 江戸川乱歩の生誕地である名張における顕彰の原点として、市民、とりわけ小・中学生に乱歩作品に親しんでもらいたい。そして、乱歩が生まれた町“名張”に愛着をもち、誇りに思ってもらうことを目的として活動しています。 【活動内容】 2004 乱歩蔵びらき委員会(前身)として活動開始 「乱歩が生きた時代展」開催 2005 乱歩蔵びらきの会 発足 乱歩生誕地碑50周年記念推理劇「真理試験」連続公演を主催 「劇団フーダニット」「おきつも名張劇場」出演 「乱歩ひとりがたり」上演(3回) 2006 乱歩劇「断崖」上演 2008 第18回なぞがたりなばり 「芦辺拓の“乱歩を生きた男”」共催 2009 「写真で見る乱歩と名張」展開催 2010 第19回なぞがたりなばり 「今野敏の“謎の魅力”」共催 2010以降 乱歩黒テントの世界」6回開催 |
記事 |
昭和の時代、小学校の図書室に必ずあった「少年探偵団」シリーズをワクワクしながら読まれた方も多いと思いますが、その作者である江戸川乱歩の生誕地が名張であることは、ほとんど知られていません。乱歩は名張市内で生後半年を過ごしたのち、父親の転勤で、全国を転々としていますが、生家跡が存在していることから、名張で生まれたのは、紛れもありません。それにも関わらず、顕彰会などはなにも存在していませんでした。 そこで、市内の乱歩を愛する仲間が集まり2004年に「乱歩蔵びらき委員会」(前身)の活動を開始しました。江戸川乱歩生誕110年記念事業では、これまでの乱歩の生涯をビジュアル化した「乱歩が生きた時代展」を開催し、名張が乱歩の生誕地であることを全国に発信しました。また、江戸川乱歩小酒井不木往復書簡集「子不語(しふご)の夢」を出版し、第58回日本推理作家協会賞、評論部門の候補作にノミネートされました。 翌年には、「乱歩蔵びらきの会」を発足させ、舞台公演、講演会、朗読などこれまでにいろいろな活動を行ってきました。 平成22年3月からは「乱歩黒テントの世界」として、4年連続で、乱歩生誕地碑広場に1辺が約10m、高さ約5mもの黒テントを設置。このアイデアは、少年探偵団シリーズが描かれた昭和30年代によく見られたサーカスや芝居を上演するテントから思いついたそうです。 テントでは、乱歩作品の演劇や朗読会、紙芝居、フェルトアート展、スライド上映など子供から大人まで楽しんでもらえるような様々な取り組みをして、乱歩の世界を楽しんでもらいました。 これをきっかけに、バーチャルの世界で遊ぶことの多い平成の時代の子供達に、『現実の世界の楽しさを知ってもらいたい。』『乱歩の本を読んで、スリルとドキドキ感を味わってもらいたい。』『乱歩生誕の地名張に愛着をもち、誇りを持ってもらいたい。』と、「乱歩蔵びらきの会」の皆さんの活動は、名張と乱歩への思いにあふれています。 今年は、江戸川乱歩生誕120年記念事業として、10月11・12日 にイベントを予定されているそうです。どんな楽しい趣向がこらされるか、今からとても楽しみです。 皆さんもぜひ、乱歩のミステリアスな世界を体験してみてはいかがですか。 乱歩黒テントの世界 朗読会 乱歩生誕地碑建立50周年演劇公演「劇団フーダニット」「おきつも名張劇場」出演 |
問い合わせ先 | 「乱歩蔵びらきの会」代表 的場 敏訓さん TEL 0595-62-5111 |
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取材機関 | 伊賀地域防災総合事務所 |
登録日 | 平成26年8月27日 |