トップページ > みえの文化団体 > みえの文化団体詳細

みえの文化団体詳細

地域 中勢地域
団体名 劇団津演

劇団津演
劇団津演

プロフィール 1963年1月に「津演劇の会」として結成
翌年現在の「劇団津演」に改称以来、年2回の自主公演をお城ホール、総文の小ホールを中心に続けています。その他、市町、学校などのイベント等さまざまな場で上演を続けています。
若林一博さんを代表として、現在20〜60代の21名の団員が活動しています。
記事  劇団津演は、月・水・土(公演が近くなったら毎晩)の午後7時30分から9時30分に津観音の裏手にある仏教会館で練習を続けています。芝居作りが大好きな人たちです。これまで、継続的には年2回の公演のほか「高虎楽座」では、野外ステージで10年かけて高虎の生涯を演じたり津市内の記念行事や学校での公演活動に200以上の舞台をこなしてきました。「我聞(がもん)阿漕(あこぎ)」の公演では東京での舞台も実現したそうです。このようにこれまで活動を支えてくれた津市を中心としたたくさんの団体や方々にこれからも伝え続けていきたいとがんばっています。
 息長く続けてこられた背景には、家族や仕事を一番大事にしてきたこと、宗教や政治を持ち込まないことを原則にしてきたことをあげてくれました。しかし、仕事や家族の優先は、揃って練習できる日の確保の難しさを伴うようです。特に最近は自動車工場等も土日出勤となり、なかなか厳しくなっているようです。運営はみんなの納得がいくまでの徹底した話し合いのもとで行われていると言います。ほんとうは若い後継者がなかなか入団してこないことが悩みだと言いますが、高校を卒業するまでは参加させないこともルールにしているそうです。「いつまでも若い役をできるのも喜びであるが。」と、笑っていました。
 この劇団は、舞台の小道具、衣装、装置、音楽等およそすべてといえるぐらいのものが自分たちの手作りでまかなっているそうです。中には、古い着物や道具を差し入れてくれる支援者の協力もあり、それぞれの団員が器用にその能力を発揮して本物を創ってしまうそうです。今回公演した井上ひさし原作「国語元年」でも、戸棚はもちろん使われたピアノも「本物」になってしまうようなできばえでした。2階の倉庫も見せていただきましたが、これまで創った衣装や大道具小道具などの製作作品がところ狭しと見事に埋まっていました。40数年の歴史がここにあると感じました。
 津演は、地元津で生活していることを基盤にテーマを設定してきていますが、また東京や広く海外でも公演がしたい。自分たちの劇場を持って舞台ができたらいいと願っています。
 今回、「国語元年」の練習の様子を取材しましたが、これまでや現在の活動状況は「津演」で検索したらホームページで見れるようです。
国語元年
国語元年
練習の様子
練習の様子
問い合わせ先  
e-mail  
ホームページ  
取材機関  
登録日 平成23年7月13日

戻る

ページのトップへ戻る