みえの文化びと詳細
地域 | 中勢地域 |
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名前 | 前田 祐英(まえだ ゆうえい)
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プロフィール | 木漆工芸作家 <経 歴> 昭和30年 三重県多気郡大台町に生まれる 平成20年 自宅に工房を構え、独学にて活動を始める 松阪市美術展覧会に初出展「市議会議長賞」を受賞 平成21年 みえ県展に初出展「入選」 平成22年 東海伝統工芸展に初出展「入選」 伝統工芸三重研究会に入会 伝統工芸三重研究会会員展に出品(斎宮歴史博物館) 平成23年 伝統工芸三重研究会会員展に出品(津松菱) 平成24年 日本伝統工芸展に初出展「入選」 公益社団法人 日本工芸会 東海支部「準会員」となる 伝統工芸三重研究会会員展に出品(パラミタミュージアム) 平成27年 伝統工芸三重研究会会員展に出品(斎宮歴史博物館) 松阪市内にて初個展を開催 <受賞歴> 平成20年 松阪市美術展覧会「市議会議長賞」 平成21年 松阪市美術展覧会「第50回特別記念賞」 平成23年 松阪市美術展覧会「奨励賞」 平成24年 松阪市美術展覧会「市長賞」 平成25年 松阪市美術展覧会「市議会議長賞」 平成26年 松阪市美術展覧会「市長賞」 平成27年 松阪市美術展覧会「市長賞」 平成28年 東海伝統工芸展「愛知県知事賞」 |
記事 |
前田さんを取材した際、工芸作品との出会いと今後のあらたな挑戦について、次のとおり熱く語られました。 「平成19年に第38回『東海伝統工芸展』三重展(四日市)で、初めて伝統工芸作品と出会い、強い衝撃を受けました。木工品のみならず、陶芸・染色・漆芸・人形・諸工芸と、まさに洗練された工芸品が存在することを目の当たりにして、時間を忘れて見入ってしまったのを今でも鮮明に覚えています。 三重県多気郡大台町の山間部で生まれ育ったからか、特に木工品に強い興味を抱き、どうにか自力で制作出来ないだろうかという気持ちに駆り立てられ、専門的な知識も無いままに書籍やDVDなどをたよりに制作に没頭しました。翌平成20年、自宅に『工房ゆうえい』を構え、ほぼ独学にて本格的に活動を始めることとなり、まさに無謀な挑戦が始まったわけです。 最初の出会いの時から、工芸品の制作に携わる人だけではなく、いろいろな芸術分野の方、また材料を提供してくださる方など様々な人との交流を持つことができ、その中で工芸品への想いを教わり、知識・技術を知り得たことに心から感謝しなければならないと思っています。そのことを肝に銘じて新たなる作品づくりに挑戦していきたいと考えています。 今後は、伝統工芸を継承しながらも、新たな感性を表現する“故きをたずね、新しきを創る“をコンセプトのオリジナルの作品をつくることを目標として活動を続けてゆきたいと思っています。」 <取材者から> はじめて前田さんとお会いしたとき、とても穏やかで温かく、まさしく木のぬくもりを感じる方だなと思いました。その温和なお人柄の内には、ご自身の人生に対する信念をお持ちで、それは大木のような強さをどこか感じます。 ミリ単位以下の繊細な作品を、使う人の身になってひとつひとつ丁寧に仕上げる。ひたむきに木工や漆塗りと向き合った証が、前田さんの作品からは感じられます。 「とにかく木工が好き。もっとオリジナリティーを出して、自分の作りたいものを探し追及していきたい。」と語る前田さん。「音楽が好きだから“音符♪”を作品にしてみた!」と言われ、その意外性にも感動しました。 今後もどんな作品をつくり、私たちに感動を与えていかれるのか、さらなるご活躍を楽しみにしています。 「 タモ拭漆盛器 」. 「花立て(8分音符)、お香立て(マドロスパイプ)、その他アクセサリー」. |
問い合わせ先 | 【氏名】前田 祐英 【住所】〒515-0044 松阪市久保町777−12 【電話番号】0598-29-5238 |
ホームページ | |
取材機関 | 松阪地域防災総合事務所 地域調整防災室 総務生活課 電話番号:0598-50-0528 E-mailアドレス:mbunka@pref.mie.jp |
登録日 | 平成28年5月23日 |