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みえの文化びと詳細

地域 中勢地域
名前 阪井 友子

阪井先生とオフタイムのおひなさま
阪井先生とオフタイムのおひなさま

プロフィール 七宝・彫金作家
津市出身 松阪市曽原町在住

2000年 ギャラリー「山画廊」(四日市)にて初個展。以降2年ごとに開催
2003年 ギャラリー「ア・カーン」(仏・パリ)にてグループ展出品
2004年 世界のとんぼ玉アクセサリー展(四日市)出品
2005年 「日本の華麗なる手仕事の世界展」
      ギャラリー「アリザリヌ」(仏・パリ)に出品
2006年 ギャラリー「おかりや」(東京・銀座)にて個展
2008年 ギャラリー「梵」(岐阜)にてアクセサリー展
      ギャラリー「おかりや」にて2回目の個展
      ギャラリー「萌」(栃木)にてアクセサリー展
2011年 汀の逍遥展(桑名市博物館)に出品
      ギャラリー「おかりや」にて3回目の個展
2013年 「七宝の華開く」七宝・彫金展(山画廊 四日市)
      「七宝と彫金・花」二人展 (VOLVOX 津)
      「七宝と彫金作品展」(清風庵 松阪)
2014年 「私のクリスマス」(清風庵 松阪)
記事 【七宝焼との出会い】
 以前、軽井沢で購入し大切にしていたイヤリング。ある日なくしてしまい、同じものがどうしても欲しくて入った七宝の世界。
 100年経っても色あせない、七宝の魅力と可能性を広めていきたいと、独自の表現方法で、作品一点一点に幸せな気持ちを込めながら、七宝の新たな世界を創り出されています。

【七宝のイメージ】
 暖かな光に包まれた、クリスマスツリーの作品を拝見しました。それはまるで夢に出てくるようなツリーで、サンタクロースや数々のプレゼント、ツリーを飾る柔らかな雪(わた雪)など、すべてが七宝で表現されており、額に飾られたその作品にグッと引き込まれました。
 以前 自分(記者)がもっていた七宝焼きのイメージは、常に落ち着いた表現方法で、例えば日本の四季を表すような作品や日本の草花・風景を描いた和風のイメージの作品が主流だと思っていました。そのイメージをガラッと変える斬新でいて、ピュアな作品に心惹かれました。

【彫金・アクセサリー・その他の作品】
 作品のすべてを、自分の手でつくりたいと思われ1995年以降彫金を学び、オリジナルのアクセサリーを手掛けられるようになりました。それまでに培ってきた、華道のセンスも取り入れながら数々の彫金作品もつくり、娘さんのご成婚時には彫金に真珠をあしらったティアラを心込めてつくり贈られました。
 「毎日何かひとつ、輝いたものを身に着けているととっても縁起がいいのよ」と、教えていただき、先生のつくられたアクセサリーに目をやるとネックレス、ブレスレット、ピアスにブローチ…どれをとってもみなお洒落で、さらに惹きつけられました。
 また、先生の作品はいろいろなところへ、それぞれの人の思いを込めて贈られています。そのひとつに、奈良のフレンチレストランに、世界遺産モンサンミッシェルを描いた先生の素晴らしい作品が贈られたことがありました。非常に繊細な箇所もあり、作品の制作にはかなり神経を注がれたそうです。

【現在の活動と今後の活動】
 年に1・2度開催する個展に向け、新たな作品づくりを手掛けるとともに、自宅横の工房では七宝教室を開き約50名の生徒さんを指導してみえます。
 また、多くの人と出会い支持を受けて、県立美術館のミュージアムショップや伊勢にある二光堂にご自身の作品を置かれ販売もしてみえます。
 今後の活動としては、七宝教室の生徒さんの作品展を、2015年4月に津市の四天王寺会館内VOLVOXにおいて開催され(4月15日〜19日予定)また同年10月には松阪市の清風庵にて個展を開催されます(10月22日〜28日予定)。

【取材者から】 
 いつも華麗でいてかつバイタリティーな阪井先生。感動する心を忘れない。そのスタンスが、さらに新しい作品を創り出し、私たちに感動を与えていただいています。
 七宝や彫金の作品、そしてアクセサリーとひとつひとつにセンスのよさが感じられます。おしゃれごころあり、遊びごころあり、爽やかさあり、クリスマスや日本の四季を表す桜・紫陽花の作品や、そして世界遺産モンサンミッシェルと、その作品の幅の広さが人気の秘訣だと感じました。
 七つの宝と書いて“七宝”。「宝石に似ているけど、それプラス思ったように絵が描けるの。それが七宝の魅力なのよ!」と瞳を輝かせて語っていただきました。
 人とのつながりを大切にされながら、ご自身の身体も心も喜ぶ七宝の作品をつくる。
 今後もどんな作品をつくられ私たちに感動をいただけるか、楽しみにしております。
花のアレンジ
花のアレンジ
真珠のティアラ
真珠のティアラ
問い合わせ先 住所 松阪市曽原町   
電話 0598−56−2458
e-mail  
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取材機関 松阪地域防災総合事務所
登録日 平成26年9月18日

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