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高橋由一「百万塔と鎧袖図」:X線連動比較画像

フォンタネージに教えを受けて1年後あたりに描かれたとされる作品です。明るい色彩の部分とシルバー・ホワイトの分量がほぼ比例した、油絵の伝統的な描き方に近い描き方となっています。百万塔の先端部の位置が少し変更されたことが、エックス線像でみてとれます。《左官》の作品と同様に、画面の下部に下地(地塗り層)からの剥落が多数存在しています。