中村不折 なかむらふせつ
生没年
1866-1943
出身国
日本
記事
中村不折 「裸婦立像」コレクション名品選のページ(荒屋鋪透)
ひるういんどno.1(1982.8) 中谷伸生 「中村不折《裸婦立像》(館蔵品から)」
中谷伸生 作品解説;中村不折《裸婦立像》、三重県立美術館所蔵作品選集 2003.10
略歴
1866 江戸京橋に生まれる。
1887年十一会研究所に入門、小山正太郎、浅井忠に師事して明治美術会に出品、浅井忠を介して夏目漱石と親交、『吾輩は猫である』上篇の挿絵を描く。
1901年フランスに留学、ジャン・ポール=ローランスにつき官学派の手堅い写実を学んだ。
帰国後は文・帝展に神話や歴史に取材した作品を発表する一方、太平洋画会の中心的存在として活躍、のちに太平洋美術学校の校長をつとめた。
また書家としても知られ、1936年には東京根岸に書道博物館を設立している。
館蔵作品
作品名 | 制作年 | 材料 | 寸法 |
---|---|---|---|
裸婦立像 | 1903(明治36)年 | 油彩・キャンバス | 78.0×44.5 |
把上棒履図 | 制作年不詳 | 紙本墨画淡彩 | 129.0×41.0 |
春江魚楽図 | 制作年不詳 | 紙本墨画淡彩 | 129.0×41.0 |