楠部彌弌 くすべやいち
生没年
1897-1984
出身国
日本
記事
白石和己 作品解説;楠部彌弌《鳳鈕繍文菱華式香爐》 三重県立美術館所蔵作品選集 2003.10
白石和己 「楠部彌一の鶏香盒」 HILL WIND no.7(2005.3)
略歴
1897 京都市東山区に生まれる。
1912 京都陶磁器試験場付属伝習所に入る。
1915 伝習所を卒業し、粟田山にアトリエを借りて創作陶芸に励む。
1919 作陶家集団赤土の結成に参加し、因習にとらわれない個性的な作陶活動を行った。
また大正末年頃には、柳宗悦とも知り合って民芸運動の洗礼を受けたりした。
1927 工芸部が新設された帝展に出品するようになった。
1937年頃には、彩えん[土偏に延の字]の技法を考案し、この技法を用いた多くの秀作を制作している。
戦後は、ほとんど毎年日展に出品し、京都の陶芸界の重鎮として活躍した。
館蔵作品
作品名 | 制作年 | 材料 | 寸法 |
---|---|---|---|
彩埏花宴花瓶 | 1981(昭和56)年 | 磁器 | H25.0, T.D9.0, B.D12.2 |
青磁八角菓子器 | 制作年不詳 | 磁器 | H8.8, M.D19.4 |
倣法勝寺跡出土唐子唐草文花壺 | 制作年不詳 | 磁器 | H28.2, M.D18.0 |
青華輪華式中猪口 10客 | 制作年不詳 | 磁器 | 各H6.2, T.D8.9 |
青華飯茶碗 10客 | 制作年不詳 | 磁器 | H7.5, T.D11.5 |
鳳鈕繍文菱華式香爐 | 制作年不詳 | 磁器 | H14.0, M.D11.6 |
染付珈琲揃 6客 | 制作年不詳 | 磁器 | カップ:H6.0, T.D7.2、皿:H2.9, 径11.5、砂糖入:H9.5×M.D11.0 |
青華蟲文木瓜皿 10客 | 制作年不詳 | 磁器 | 各H2.5×径15.0 |
青華甜瓜文龍耳香爐 | 制作年不詳 | 磁器 | H14.5×W17.0×D10.0 |
青華和順花瓶 | 制作年不詳 | 磁器 | H24.0×M.D12.1 |
白青磁舟之意刺身皿 12客 | 制作年不詳 | 磁器 | 各H2.8~4.7×W8.0~15.2×D5.5~10.8 |
菊形向附 10客 | 制作年不詳 | 磁器 | 各H5.5×T.D11.3 |
青華櫛目文皿 10客 | 制作年不詳 | 磁器 | 各H4.0×T.D18.2 |
青華松竹梅菓子皿 | 制作年不詳 | 磁器 | H3.5×W18.5×D18.5 |
青磁桃置物 | 制作年不詳 | 磁器 | H12.5×W20.0×D14.0 |
砧青磁瑞巳置物 | 制作年不詳 | 磁器 | H5.5×W19.0×D8.7 |
彩華唐草文菓子鉢 | 制作年不詳 | 磁器 | H9.0, T.D20.0 |
赤絵汲出し碗 5客 | 制作年不詳 | 陶器 | 各H5.6, T.D8.7 |
注連酒器(銚子2、盃5) | 制作年不詳 | 陶器 | 銚子:H10.8, M.D8.5、盃:H2.5, T.D5.5 |
澱彩刷毛目茶碗 | 制作年不詳 | 陶器 | H6.0×T.D14.0 |
青磁瑞龍置物 | 制作年不詳 | 陶器 | H10.0×W18.5×D9.0 |
未置物 | 制作年不詳 | 陶器 | H10.0×W18.0×D9.5 |
子之年置物 | 制作年不詳 | 陶器 | H10.0×W17.0×D9.5 |
黒牛置物 | 制作年不詳 | 陶器 | H10.0×W18.5×D11.0 |
色絵鴛鴦香合 | 制作年不詳 | 陶器 | H4.3~5.0×W4.3×D7.5~8.0 |
猛虎置物 附虎香盒 | 制作年不詳 | 陶器 | H13.5×W11.5×D14.0 |
玉兎置物 | 制作年不詳 | 陶器 | H15.0×W18.5×D11.0 |
申置物 | 制作年不詳 | 陶器 | H14.0×W10.5×D11.0 |
未置物 | 制作年不詳 | 陶器 | H10.0×W18.2×D10.2 |
澱彩茶碗 | 制作年不詳 | 陶器 | H6.3×D14.7 |
干支香盒 月兔 | 制作年不詳 | 陶器 | H4.6×D3.8 |
干支香盒 瑞龍 | 制作年不詳 | 陶器 | H2.4×D4.5 |
干支香盒 瑞巳 | 制作年不詳 | 陶器 | H2.4×5.0×8.6 |
干支香盒 絵馬 | 制作年不詳 | 陶器 | H5.9×3.1×4.7 |
干支香盒 未 | 制作年不詳 | 陶器 | H4.0×3.9×6.2 |
干支香盒 申 | 制作年不詳 | 陶器 | H6.8×4.4×5.2 |
干支香盒 寿鶏 | 制作年不詳 | 陶器 | H5.9×3.1×4.7 |