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川村清雄 かわむらきよお

生没年

1852-1934

出身国

日本

記事

川村清雄  「ヴェネツィア風景」 コレクション名品選のページ(森本孝)
ひるういんどno.2(1983.2) 森本孝 「川村清雄《ヴェネチア風景》(館蔵品から)」

略歴

1852 江戸に生まれる(現・千代田区)。号、時童。
    少年期に住吉内記に入門、のち赴任する祖父に従い、大阪へ行き、田能村直入についた。

江戸へ帰ってから一時期春木南溟に学び、1868年頃には川上冬崖について洋画を学ぶ。

勝海舟の庇護をうけ、1871年徳川宗家の給費留学生として政治法律勉強のために渡米、翌年フランス、ついでイタリアへ赴き、いつしか画家に転じヴェネツィア美術学校に学ぶ。

1881年帰国し、大蔵省印刷局につとめたが、意見対立して間もなく辞職、麹町に画塾を開く。

1889年明治美術会結成に参加、1901年同会解散後は巴会を結成した。

後半期は漆絵に用いる神代杉などに油絵を描き、木目をのこすなど日本画的、趣味的作風をみせている。

1934 天理市にて歿。

館蔵作品

作品名 制作年 材料 寸法
ヴェネツィア風景 1913-34(大正2-昭和9)年 油彩・紙 33.6×100(イメージサイズ), 39.5×106
梅と椿の静物 制作年不詳 油彩・絹 123.0×44.0
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