鋤で耕す農婦
コレクション |
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ジャンル |
版画 |
作者名 |
ピサロ、カミーユ PISSARRO, Camille |
制作年 |
1890年 |
材料 |
エッチング・紙 |
寸法 |
11.5×11.9 |
署名 |
左下:7 Eetat no3/ Paysanne béchante右下: ? par Detatre |
寄贈者 |
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来歴 |
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初出展覧会 |
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作品名欧文 |
Peasant Laboring |
関連資料 |
解説 |
十九世紀後半、色彩と光に関する革新を遂行した印象派は、およそモノクロームの世界とは縁遠い存在のように思われる。しかし銅版画をはじめとするモノクロームの版画作品が皆無というわけではない。 なかでもカミーユ・ピサロは、ドガと並んで熱心に版画制作に取り組んだ一人である。この「鋤で耕す農婦」のように彼の扱うモチーフは版画においても油彩同様、さりげない日常の光景に限られている。 エッチングの技法による線は素描風の素早い動きを示している。この線の重なり合いから生み出される形態が、ピサロの手にかかると、非常に柔らかい光を浴びて、丸味を帯び始める。逆に非常に硬質な画面をも生み出しうる銅版画において、この画面全体に漂う温かい感触は、ピサロの個性として際立っている。 (土田真紀 中日新聞 1987年9月12日掲載) [作品名(フランス語)] Paysanne béchante |
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展覧会歴 |
ピサロ展-印象派の巨匠とピサロ家の画家たち(山口県立美術館 1998) 版画の冒険 ミレー、ドガそしてムンクへ(町田市立国際版画美術館 2012) 近代西洋絵画名作展―印象派からエコール・ド・パリ(パラミタミュージアム 2018) コレクションによる特別展示 春をまちわびて 美術から考える自然との調和(=エコロジー)(三重県立美術館 2022) |
文献 |
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