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ジュリアとミレトの乗った大きな一輪車


コレクション

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ジャンル

彫刻

作者名

マンズー、ジャコモ
MANZU, Giacomo

制作年

1973年

材料

ブロンズ

寸法

200×450×125

署名

-

寄贈者

百五銀行寄贈

来歴

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初出展覧会

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作品名欧文

Grande carrozza con Giulia e Mileto
関連資料

解説

ジャコモ・マンズーは20世紀イタリアを代表する彫刻家の一人。イタリア・ベルガモの靴職人の家に生まれた。宗教彫刻を多く手がけ、サン・ピエトロ大聖堂やザルツブルク大聖堂の扉制作が代表作として知られている。主題への共感による抒情的な趣や、素材の質感や鋳造の痕跡を残した清新な表現は、国内外で高く評価され、戦後日本の美術界に与えた影響も大きい。
 本作は三重県立美術館が初めて収蔵した彫刻作品。開館時より中庭に設置され、美術館の目玉作品として話題となった。細く大きな一輪車に無邪気な子供たちが遊ぶが、一輪車は一本の細い杭で支えられ、非現実的なバランスによって軽やかで緊張感ある表現を実現している。モデルとなっているのはマンズーの愛する娘ジュリアと息子ミレトで、幼い二人の姿はしばしば父の彫刻やデッサンに登場した。手押し車で遊ぶ二人をとらえた彫刻は1960年代よりたびたび制作されているが、本作はその中でも大作に位置付けられる。
(髙曽由子 『三重県立美術館 コレクション選』 2022年)

[作家名(イタリア語)]
Giacomo MANZÙ

展覧会歴

ジャコモ・マンズー展(三重県立美術館 1984)

文献

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