ふたたび翔べるか-柱上の鳥
|
コレクション |
- |
---|---|
ジャンル |
彫刻 |
作者名 |
江口週 EGUCHI Shu |
制作年 |
1988(昭和63)年 |
材料 |
樟 |
寸法 |
H444×W52.0×D60.5 |
署名 |
- |
寄贈者 |
- |
来歴 |
- |
初出展覧会 |
今日の作家たちⅠ-'88江口週・渡辺豊重(神奈川県立近代美術館) |
作品名欧文 |
Can It Fly Again?: Bird on a Pillar |
関連資料 |
![]() |
解説 |
古木をご神体としたり、立ち木に仏像を刻んだりするように、私たち日本人には、樹木に対する特別な想(おも)いがある。 こうした古くからの考えは、現代になって消え去ってしまったわけではない。造形表現の世界でも、木に特別の思いを込め、木を素材とした作品を作り続けている彫刻家は少なくない。江口週もそうした作家の一人で、木を求めて全国各地に足をのばすという。「ふたたび翔(と)べるか」という一風かわった題名は、かつてこの彫刻家がアトリエに置いていた先端が少しおじぎをしたような木から着想された主題であるというが、一見、先鋭的に見えるこうした現代の造形作品にも、樹木の霊的な存在に対する意識が残存している。 (毛利伊知郎 中日新聞 1997年1月31日掲載) |
---|---|
展覧会歴 |
今日の作家たちⅠ-'88江口週・渡辺豊重展(神奈川県立近代美術館 1988) |
文献 |
江口週作品目録1957-1991(東京画廊、愛宕山画廊 1991)no.178 |