my sky hole 82
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コレクション |
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ジャンル |
彫刻 |
作者名 |
井上武吉 INOUE Bukichi |
制作年 |
1982(昭和57)年 |
材料 |
鉄、ステンレススティール |
寸法 |
260.0×235.0×235.0 |
署名 |
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寄贈者 |
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来歴 |
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初出展覧会 |
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作品名欧文 |
My Sky Hole 82 |
関連資料 |
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解説 |
1930(昭和5)年、奈良県室生村(現・宇陀市)に生まれる。武蔵野美術学校に入学し、在学中より精力的に創作活動を続けて国内外の美術展に出品し受賞を重ねた。1974(昭和49)年以降、ヨーロッパに移住し、ベルリン、パリを拠点に作家活動を行った。その間、ヨーロッパ各地や日本に一時滞在し、作品が置かれる空間との関係を考慮した作品を制作した。1970年代後半から「my sky hole」シリーズを展開し、箱根の彫刻の森美術館にてシリーズ最初の作品《my sky hole 79》を発表した。 三重県立美術館の正面階段の踊り場には、鋼鉄の大きな立方体の作品が置かれている。表面の丸い穴を覗くと、その奥にある球体の鏡に自分の姿や周りの風景が映り込んでいるのが見える。井上は、「my sky hole」という主題について「僕の作品の中に僕自身が入っているつもりなのだ」[井上武吉「枠と自由」『武蔵野美術大学だより』9号、1983年]と述べており、球状の鏡は井上の眼球を表し、映り込んだ鑑賞者の心の中を静かに見つめているようである。 (橋本三奈 『三重県立美術館 コレクション選』 2022年) |
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展覧会歴 |
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文献 |
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