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アレゴリー-太陽によって赤く染められたのではない赤い木


コレクション

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ジャンル

絵画(油彩画等)

作者名

ルドン、オディロン
REDON, Odilon

制作年

1905年

材料

油彩・キャンバス

寸法

46×35.5

署名

右下:ODILON REDON

寄贈者

-

来歴

J. H. De Bois, Haarlem, 1935Dalzell Hatfield Galleries, Los Angeles, c.1955Justin K. Thannhauser, New YorkMrs. Mabel Garrison Siemonn, New York, c.1958Don au Baltimore Museum of Art de Mabel Garrison SiemonnLewis N. Davis, Aspen(Colorado)Eugene V. ThawArthur Tooth and Sons, London, c.1977Vente, Londres, Sotheby's, 26 mars 1980, no.5, repr.

初出展覧会

-

作品名欧文

Alle(')gorie: Un arbre rouge non rougi par le soleil
関連資料

解説

 オディロン・ルドンは見えざるものに目を向け、神秘的な世界を描出した象徴主義の画家。当初、ロドルフ・ブレスダンからエッチングを、アンリ・ファンタン=ラトゥールから転写法によるリトグラフ技法を学び、版画や木炭で黒色の作品を手がけていたが、1890年以降、画面に豊かな色彩が加わる。本作でも、鮮やかな赤と沈んだ紫、緑などの色彩が目を引く。
 ヴェールを被った人物と腰布のみをまとった人物が並び立ち、その傍らには燃えるように赤い木が描かれる。この二人の人物については様々な考察がなされており、聖母マリアとイエス・キリストとする解釈、右の人物の足元の物体を貝殻とし、ヴィーナスの誕生と紐付ける解釈、さらにはヒンドゥー教と関連させる解釈も提示されている。しかし、いずれも論拠に欠け、決定的な解明には至ってはいない。また、その長いタイトルも誰が付けたのか不明だという。謎の多い作品である。しかし、こうした解釈の難解さが作品の持つ神秘的な雰囲気を深め、強烈な色彩のコントラストとともに、鑑賞者を惹きつけている。
(坂本龍太 『三重県立美術館 コレクション選』 2022年)

展覧会歴

Odilon Redon(N.Y. The New Gallery 1958)
Odilon Redon, Gustave Moreau, Rodolf Bresdin(N.Y. MoMA, Chicago Art Institute 1961)no.14 (titled Allegory, not illustrated, dated c.1895)
Puvis de Chavanne and Modern Tradition(Tront, Ontalio Art Museum 1975)no.72 (titled Red Tree not Reddened by the Sun)
ルドン展(群馬県立近代美術館 1982)
20世紀-「いろ」と「かたち」の革命-(香川県文化会館 1999)
ルドン展(群馬県立近代美術館、山形美術館、小田急美術館、ひろしま美術館 2001)
Da Puvis de Chavannes a Matisse e Picasso. Verso l'arte moderna(Palazzo Grassi, Venezia 2002)
オディロン・ルドン -絶対の探求―(島根県立美術館、岐阜県美術館 2002)
開館35周年記念Ⅰ ベスト・オブ・コレクション―美術館の名品(三重県立美術館 2017)
ルドンの植物誌(三菱一号館美術館 2018)

文献

Alec Wildenstein, Odilon Redon. Catalogue raisonne de l'oeuvre peint et desisine. Volume 1. Portraits et Figures, Wildenstein
Institute, Paris, 1992, p.251, no.644(+ op.cit., Vol.4, 1998, p.306; Errata et addenda).
『週刊 西洋絵画の巨匠 34 ルドン』(小学館 2009.10.13)p.40
『画家名で探す 日本で見られる西洋名画』(小学館、書籍版/iphoneアプリ版、2010)
『大人の名画ガイドブック』(メイツ出版株式会社、2011)
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