作品(赤丸)
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コレクション |
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ジャンル |
絵画(油彩画等) |
作者名 |
吉原治良 YOSHIHARA Jiro |
制作年 |
1967(昭和42)年 |
材料 |
油彩・キャンバス |
寸法 |
136×162 |
署名 |
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寄贈者 |
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来歴 |
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初出展覧会 |
個展(東京画廊 1967) |
作品名欧文 |
Work (Red Circle) |
関連資料 |
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解説 |
黒地の画面いっぱいに円が一つ描かれただけのこの作品は、見る人にさまざまな感想を抱かせるだろう。 作者の吉原は、関西を拠点に活動し、戦後の日本美術に大きな役割を果たした作家の一人だが、六十歳をすぎた一九六五年ころから円をモチーフとした作品に取り組んだ。 その時、彼は「たった一つの円さえ満足にかけないことをいやというほど知らされた」という。 一見だれにでも描けそうに見える円ではあるが、作者自身の内面を表現し得るような真の円を描くことの難しさ。 吉原のこの言葉は、絵画が持つ無限の奥行きと広さ、形の持つ決定的な意味の重大さをあらためて教えてくれている。 (毛利伊知郎 中日新聞 1995年12月29日掲載) |
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展覧会歴 |
個展(東京画廊 1967) |
文献 |
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