外房しけのあと
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コレクション |
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ジャンル |
絵画(油彩画等) |
作者名 |
山本鼎 YAMAMOTO Kanae |
制作年 |
1942(昭和17)年 |
材料 |
油彩・キャンバス |
寸法 |
90.9×117 |
署名 |
左下:鼎 |
寄贈者 |
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来歴 |
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初出展覧会 |
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作品名欧文 |
After a Storm at Bōsō |
関連資料 |
解説 |
空、波など各部に黄、緑などが混ぜられているが、全体は明るいグレーの変化としてまとめられており、強い色を避けてある。塗りは薄いが、透明感はない。筆致も動きを生むというほどのものではない。主張が乏しいともいえよう画面は、しかし、一種奇妙な雰囲気をたたえている。 画面を右から左まで占めるので、海はせりあがってくるように見える。下端の受け皿状の地面が、さらに海を宙づりにしよう。そこで水の物質感が強調されるわけでもなく、波が織りなす模様は平面的なパターンに近い。 ただ、そこに合理的な構造は見いだしがたく、ために、かえって流動的な息づきが生じている。形さだまらぬ表面として、実在感もなく、無限に変転しうるそれは、海が見る夢かもしれない。 (石崎勝基 中日新聞 1990年2月9日掲載) |
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展覧会歴 |
アートヴェンチャー 冒険美術―水のいたずら―(滋賀県立近代美術館 1997) 日本洋画のれきし 三重県立美術館コレクションによる(茨城県近代美術館 2000) no.62 イメージの水位:ナルキッソスをめぐる変容と反射(豊田市美術館 2004) 水の表現(豊川市桜ヶ丘ミュージアム 2010) 美術でめぐる日本の海(横須賀美術館 2017) コレクションによる特別展示 #StayMuseum ステイミュージアム(三重県立美術館 2020) コレクションによる特別展示 春をまちわびて 美術から考える自然との調和(=エコロジー)(三重県立美術館 2022) |
文献 |
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