裸婦
コレクション |
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ジャンル |
絵画(油彩画等) |
作者名 |
満谷国四郎 MITSUTANI Kunishiro |
制作年 |
1900(明治33)年 |
材料 |
油彩・キャンバス |
寸法 |
80.3×65.2 |
署名 |
左下:K.Mitsutani |
寄贈者 |
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来歴 |
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初出展覧会 |
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作品名欧文 |
Nude |
関連資料 |
解説 |
十九世紀のフランスで活躍した芸術家に、ジャン=ポール・ローランスという画家がいる。彼は私立の画塾アカデミー・ジュリアンの教師をしていたが、その画塾が多くの留学生を受け入れていたため、ローランスの指導を受けた外国人画家の数は多い。そのなかに、中村不折、鹿子木孟郎、満谷国四郎の三人がいた。 ローランスの日本の三羽鳥となった彼らは、それぞれ帰国後、独自の道を歩むことになる。歴史画家ローランスの意思を継いだ不折、アカデミックな線描を修得した鹿子木、そして満谷は、光と影を巧みに描き分けるローランスの明暗法を、自らの作品に応用した。 裸婦の腰にあたる光、背中による影と筋肉の線、右肩から胸にいたる光と脇下の影、顔にさす光と髪をおおう影、ひかる部分を強調するための背景の処理、こういったものすべてが、画面全体のフォルム(肉体の形と動き)を決定している。 美術学校で制作される、この類の作品は普通、慎重な筆致と描き過ぎを特徴としているが、大胆な筆遣いと明暗法の処理のなかに、すでに満谷の個性を見ることができる。 (荒屋鋪透 中日新聞 1989年8月19日掲載) |
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展覧会歴 |
大正画人ネットワークー田口掬汀が拓いた「中央美術」(秋田県立近代美術館 1996) 日本洋画のれきし 三重県立美術館コレクションによる(茨城県近代美術館 2000) no.17 |
文献 |
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