風景
コレクション |
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ジャンル |
絵画(油彩画等) |
作者名 |
野田英夫 NODA Hideo |
制作年 |
1936(昭和11)年 |
材料 |
油彩・ボード |
寸法 |
30.0×45.5 |
署名 |
左上 Hideo Noda 1936 |
寄贈者 |
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来歴 |
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初出展覧会 |
第2回新制作派協会展(1937) |
作品名欧文 |
Scene |
関連資料 |
解説 |
冬枯れの寒々とした林道がふた手に分かれている。何とも言えないさみしさを感じさせる風景で、オズの魔法使いではないけれど、これからどちらに進めばよいのか、そんな選択に迫られているかのようだ。カリフォルニア生まれの野田英夫が二十代後半に描いた作品で、この年、野田は日本からアメリカに戻った。彼の作品には、庶民への温かいまなざしや、夢のような世界がたびたび主題として登場するが、この「風景」にはそんな要素が見つからない。両親の意向で十八歳まで叔父のいる日本で暮らし、その後アメリカのハイスクールで学び、大恐慌という激動の中アメリカ人女性と結婚する。帰米二世としての自分の心のよりどころ、故郷はいったいどこにあるのか。分断された状態の野田の心情を考えると、この風景が単なる自然描写ではないことに気づく。 (県立美術館学芸員・田中善明) |
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展覧会歴 |
昭和の洋画―戦前の動向―(京都市美術館) 野田英夫展(1979年 熊本県立美術館) アメリカに学んだ日本の画家たち(1982年 東京国立近代美術館) アメリカン・シーンの日本人画家たち展(1995年 練馬区立美術館) |
文献 |
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