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パリ・ソンムラールの宿


コレクション

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ジャンル

絵画(油彩画等)

作者名

小出楢重
KOIDE Narashige

制作年

1922(大正11)年

材料

油彩・ボード

寸法

51.5×44.5

署名

左下:N. Koide(') / 1922 / a(') Paris

寄贈者

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来歴

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初出展覧会

第18回二科展特別陳列(1931)

作品名欧文

At the Ho(^)tel Sommerard, Paris
関連資料

解説

 大阪に生まれた小出は、小学生の頃から四条派の渡辺祥益に日本画を学ぶ。東京美術学校日本画科に進むが、のち西洋画科に転科した。帰阪後、《Nの家族》(大原美術館蔵)が樗牛賞を受けて、二科展で活躍した。
 1921(大正10)年秋、小出は渡欧を果す。フランス・パリのソンムラール街に投宿し、そこを拠点にベルリンや南フランスのカーニュを訪れた。ただ、パリ到着後早々にパリ画壇への失望を妻への手紙に記し、帰国船を手配している。滞欧期間は5か月余りという短さであった。本作品は、短い滞欧生活の中で生まれた数少ない作品の一つであり、投宿した部屋の窓から望むソンムラールの街並みが重厚な色調で描かれている。軽々とした筆触で、建物の遠近感や手すりの質感を描いており、技量の高さがうかがえる。なお、近年の調査により、支持体はボードであることが判明した。携帯を目的とした支持体に描かれていることから、帰国船の中で制作された可能性を含め、制作時期を1921年から1922年に亘るとする見方もある。
(村上敬 『三重県立美術館 コレクション選』 2022年)

展覧会歴

第18回二科展特別陳列(1931)
小出楢重遺作展覧会(上野松坂屋 1941)
没後40年記念 小出楢重展(梅田阪神百貨店 1970)
小出楢重・鍋井克之展(新宿京王百貨店、梅田近代美術館 1976)
生誕90年記念 小出楢重展(西宮市大谷記念美術館 1978)
小出楢重―ある画家の生涯と芸術展(兵庫県立近代美術館 1980)
パリを描いた日本人画家展(カルナヴァレ美術館、パリ 1986)
Paris in Japan : the Japanese encounter with European painting
Washington Univ. Gallery of Art, St. Louis, on Oct. 2-Nov. 22, 1987;
Japan House Gallery, New York, on Dec. 11, 1987-Feb. 7, 1988;
Wight Art Gallery, Univ. of Calif. at Los Angeles, on Feb. 21-Apr. 3, 1988
パトロンと芸術家―井上房一郎の世界(群馬県立近代美術館 1998)
日本洋画のれきし 三重県立美術館コレクションによる(茨城県近代美術館 2000) no.55
小出楢重展(名古屋市美術館、京都国立近代美術館、そごう美術館・横浜 2000-2001)
日本人のパリ 1900-1945 石橋コレクションを中心に(ブリヂストン美術館 2013)
石濱純太郎とその学問・人脈(関西大学図書館 2018)
コレクションによる特別展示 #StayMuseum ステイミュージアム(三重県立美術館 2020)

文献

児島喜久雄「二科展評」『東京朝日新聞』1931.9(『美術批評と美術問題』小山書店 1936 p.294)
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