孔雀図
コレクション |
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ジャンル |
絵画(日本画等) |
作者名 |
増山雪斎 MASHIYAMA Sessai |
制作年 |
1812(文化9)年 |
材料 |
絹本着色 |
寸法 |
各137.0×47.7 |
署名 |
右幅:石顛翁雪齋写 「君選」(白文方印) 「雪齋」(朱文方印) 左幅:壬申孟秋石顛翁雪齋写 |
寄贈者 |
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来歴 |
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初出展覧会 |
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作品名欧文 |
Peacocks |
関連資料 |
解説 |
長島藩(現・三重県桑名市長島町)の5代藩主・増山雪斎は、藩政の傍ら、書画、煎茶、囲碁など諸芸に通じ、江戸時代後期を代表する文人大名として知られる。 1731(享保16)年、長崎に来舶した中国画人・沈南蘋は、精緻かつ鮮麗な花鳥画を日本に伝え、その画風は当時の画壇を席巻した。南蘋の威厳ある花鳥画の様式は、大名をはじめ上流階級の人気を得た。雪斎は南蘋派の一人として知られている。 雪斎が南蘋風の花鳥画、とくに孔雀図を好んで描くようになったのは、1801(享和元)年に藩主を退いた後、晩年のことといえる。本作品は、その一つであり、双幅に真孔雀と白孔雀を配し、右幅には鶯、白木蓮、紅梅、左幅に四十雀、柘榴、薔薇を、季節を考慮して描いた力作である。真孔雀は、群青や緑青により羽の複雑な発色が表現され、金泥や濃墨による細かな毛描きも施されている。数点知られる雪斎の孔雀図のなかでも、とりわけ精彩を放つ一点である。 (村上敬 『三重県立美術館 コレクション選』 2022年) |
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展覧会歴 |
江戸の異国趣味-南蘋風大流行(千葉市美術館 2001) 曾我蕭白と伊勢の近世美術(石水博物館 2012) 江戸文化シリーズNo.28 我ら明清親衛隊(板橋区美術館 2012) 開館35周年記念Ⅰ ベスト・オブ・コレクション―美術館の名品(三重県立美術館 2017) 没後200年記念 増山雪斎展(三重県立美術館 2019) |
文献 |
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