資料詳細

日没

項目 内容
コレクション
ジャンル 絵画(油彩画等)
作者名 木村荘八KIMURA Shohachi
制作年 1949(昭和24)年
材料 油彩・キャンバス
寸法 33.2×45.0
署名
寄贈者 中谷泰氏寄贈
来歴
初出展覧会 第26回春陽会展(1949)
作品名欧文 Sunset
サイト
解説 鬱蒼(うっそう)と生い茂った木々は、まっすぐ立っているものばかりでなく、斜めに走って絡みあい、向こう側を透かし見せない。画面のほとんどを木立ちが覆っているため、森は手前にせり出すように感じられ、息苦しいまでの繁茂を印象づける。
 周囲に狭くあけられた空は他方、描かれた対象を画面の枠内におさえこみ、絵の具の存在のみが突出するのを防いでいる。絵の具の上から筆のしりでこするなどの線も、せり出た図を画布に押し戻しつつ、画面の小ささもあって、筆致の名人芸的な誇示には陥っていない。
 日没は赤い日輪を描くことによってではなく、繁茂の過剰が予感させる没落として表現されているのだが、表現を保証するのは絵画としての統合であろう。 (石崎勝基 中日新聞 1988年10月1日掲載)
展覧会歴 第26回春陽会展(1949)
福田平八郎と六潮会展(大分県立芸術会館 1997
日没緑と土への思い―劉生の時代、そしてその後(茨城県近代美術館 1998)
生誕120年記念 木村荘八展(東京ステーションギャラリー、豊橋市美術博物館、小杉放菴記念日光美術館 2013)
文献