資料詳細

教会

項目 内容
コレクション
ジャンル 絵画(油彩画等)
作者名 鹿子木孟郎KANOKOGI Takeshiro
制作年 1917(大正6)年
材料 油彩・キャンバス
寸法 63.5×48.5
署名 左下:Souvenir d'amitie(') reconnaissante/ octobre, 1917/ T. Kanokogui
寄贈者
来歴
初出展覧会
作品名欧文 Church
サイト
解説 大正四年の暮れ、鹿子木孟郎(かのこぎ・たけしろう)は郵船鹿島丸という船でフランスに出発した。南アフリカの喜望峰を経由して、マルセイユ港に無事到着したのは翌五年二月のこと。第一次世界大戦直前の航海は非常な危険をともない、二年間のフランス滞在も、戦時下の死を覚悟した留学であった。
 なぜそのような時期に、鹿子木はあえてフランスに向かったのだろうか。ひとつには、当時の京都画壇における煩瑣(はんさ)な人間関係から逃れたいという欲求が考えられるが、なによりもまず彼自身の問題として、新しい画風を確立する必要を感じていたからにちがいない。
 「教会」はそうした画家の意気込みを端的に表した作品。明るい印象派的な画面からは、留学以前に支配していた、どちらかというと暗い色彩によるリアリズム(写実主義)をこえて、筆跡を残しながら、自由に形態を把握する試みが伝わってくる。 (荒屋鋪透 中日新聞 1994年2月5日掲載)
展覧会歴 没後50年 鹿子木孟郎展(三重県立美術館、神奈川県立近代美術館、京都国立近代美術館、岡山県立美術館 1990-91)
文献