資料詳細

梨郷晩春

項目 内容
コレクション
ジャンル 絵画(日本画等)
作者名 冨田渓仙TOMITA Keisen
制作年 制作年不詳
材料 絹本淡彩
寸法 129×41.2
署名 左下:溪仙 「燕巣樓主」(白文方印)
寄贈者 小西仁吉氏寄贈
来歴
初出展覧会
作品名欧文 Late Spring in a Village with Pear Trees
サイト
解説 一軒の農家があって、垣根の前では鶏が二羽戯れている。その付近を牛車が通りかかっている。画面に描かれたものは何気ない一田舎の風景であり、当時とすれば、どこにでも見受けられる情景であったに違いない。
 しかし、縦に長く左上がりに配置された横図など、独自の工夫を凝らした南画風の自由闊(かっ)達な描写は、冨田渓仙(一八七九 ― 一九三六年)独自の世界である。九州博多に生まれた渓仙は、地元の狩野派の絵師に絵の手ほどきを受け、一八九六年京都に出て、翌年から都路華香に師事して、四条派の画風を学んだが、他の京都派の画家と違って、院展において活躍した。
 渓仙は院展の新古典主義的な画風とも、京都派の清楚(そ)な画風とも異なる主観的気分の強い作風を確立している。 (森本孝 中日新聞 1989年3月4日掲載)
展覧会歴 近現代日本画 三重県立美術館名品展(笠岡市立竹喬美術館 2023)
文献 日本美術院百年史 5巻