資料詳細
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| コレクション | |
| ジャンル | 絵画(油彩画等) |
| 作者名 | 浅野弥衛/ASANO Yae |
| 制作年 | 1975(昭和50)年 |
| 材料 | 油彩・キャンバス |
| 寸法 | 97.0×146 |
| 署名 | 左下:Yae Asano '75 |
| 寄贈者 | |
| 来歴 | |
| 初出展覧会 | FIAC'78(1978, パリ) |
| 作品名欧文 | Work |
| サイト | |
| 解説 | 先に紹介した白地の作品と今回の黒地による作品で、地を引っかいて線を刻むという手順にかわりはない。ただ白のいわゆる<引っかき>が一九五〇年代後半には確立し、以降の基調をなすのに対し、黒の<引っかき>が制作されるようになったのは遅れて七〇年代中盤からだ。その間には黒の線ならぬ画的なひろがりを扱う実験が試みられていた。 黒地による画面を自在に展開するためにはそうした試行が必要だったのだろう。その上で産み落とされた黒の<引っかき>、とりわけ本作品を一例とする七五年のそれらは、自由な息吹と躍動感に満ちている。黒いひろがりの中を白い線が肥痩(ひそう)や濃淡を微妙に変化させつつ縦横無尽に駆け回るさまは、星雲の姿とも顕微鏡の中の世界とも映る。白地による作品が地の物質としての存在感を訴えるのに対し、黒地の揚合、黒いという色自体の性格によるのだろう、無限定な空間のひろがりを感じさせるのだ。 (県立美術館学芸員・石崎勝基) |
| 展覧会歴 | 個展(ギャラリーVALEUR 1978) 浅野弥衛展(三重県立美術館 1996)no.131 足代義郎と三重の美術50年展(三重県総合文化センター 2000) 三重の三人(三重県立美術館 2007)a-12 |
| 文献 | 中山真一『愛知洋画壇物語』(風媒社 2011)p.76 |