資料詳細

新聞(今代婦人八態のうち)

項目 内容
コレクション
ジャンル 版画
作者名 恩地孝四郎ONCHI Koshiro
制作年 1934(昭和9)年
材料 木版・紙
寸法 35.4×26.7
署名 右下:8/15(この/は改行ではない)
寄贈者
来歴
初出展覧会
作品名欧文 Newspaper (From the Series of "Eight Ladies of Modern Times")
サイト
解説 創作版画の草分けとして、大正から昭和にかけて次々と前衛的な表現に取り組んだ恩地にしては、意外なほど伝統的な美意識のなかに身をおいた作品である。しかも「今代婦人八態」と題されたシリーズ中の一点にもかかわらず、「今風」であるのは小道具の新聞のみではなかろうか。
 恩地自身「最初は近代風の細君のつもりだったが・・・・・着想にあたって急変した」と語っているが、風俗画という伝統的なジャンルに取り組むにあたって、恩地の内なる美意識が呼び覚まされたのだろうか。またここには、恩地かつての師である竹久夢二の影も感じられる。
 前衛性こそ恩地の本領と見るのが一般的な見方かもしれないが、その陰でこうした美意識が支えとなっていることを、見逃すべきでないと思う。 (土田真紀 中日新聞 1992年12月4日掲載)
展覧会歴
文献