資料詳細

裸婦

項目 内容
コレクション
ジャンル 水彩・素描
作者名 瑛九EI-Q
制作年 1935(昭和10)年頃
材料 インク・紙
寸法 18.5×22.5
署名 右下:Q Ei
寄贈者
来歴
初出展覧会
作品名欧文 Nude
サイト
解説 白い紙の上に丸い裸婦が浮かぶ。彼女の曲線は、全体的にヌルリとして抑揚がない。その中で目立つのは、からだと腕を分かつ異様に太い線。この一本の線が、腕とからだの位置関係を支えて、シルエットに立体感を与えている。
 よく見ると、彼女には首もなければ肩もない。というか、頭と下半身だけ。大胆なデフォルメ(変形)の一方で、手の指と足の裏、そして眼の縁は繊細に表現され、妙に生々しい。
 瑛九(本名・杉田秀夫)の活動は幅広く、油彩、版画、写真などの作品製作から執筆にまで及ぶ。日本の前衛美術の一翼を担った。一九三〇年代ごろから始めたフォトグラム(印画紙に直接、画像を感光させる手法)が有名。
 浮遊する彼女のからだのそばに、弾の代わりに花を込めたピストルがひとつ。軽やかで妖(あや)しげな官能性が飛び出してくる。 (桑名麻理 中日新聞 1997年7月4日掲載)
展覧会歴
文献