資料詳細

高士愛鶴

項目 内容
コレクション 寺岡富士氏寄贈
ジャンル 絵画(日本画等)
作者名 池上秀畝IKEGAMI Shuho
制作年 1925(大正14)年
材料 絹本着色
寸法 128×42.0
署名 左上:野風吹青春梅花万古白乙丑如月廿院秀畝写千□神洞中
寄贈者 寺岡富士氏寄贈
来歴
初出展覧会
作品名欧文 Literary Man Admiring a Crane
サイト
解説 東洋画には賛という仕掛けがある。文字は絵を助け、描かれた世界の内容を一層深くさせるための発明といえようか。この絵の場合の賛は「野風吹青春、梅花万古白」で、五言の対句仕立ては約束通り、「風」はその世界に入る入り口になっていて、場面が春であること、さらに春の象徴としての「梅」の「白」を「青春」の「青」に対照させ、強調している。そういう一種すがすがしい雰囲気の上で、今度は絵の方の仙骨そのままの奇妙な形をした岩や人物に寄り添う一羽の鶴を見ると、もうこれが何を描いているのかは十中八九分かってしまうということになる。梅と鶴と人物。
こういうおぜん立てで登場する人物といえば、西湖中の孤山に隠れ住んで、梅を妻とし鶴を子として生涯を終えたとされる林和靖以外には考えられないからだ。
(県立美術館学芸員・東 俊郎)
展覧会歴
文献