資料詳細

無題

項目 内容
コレクション
ジャンル 絵画(油彩画等)
作者名 浅野弥衛ASANO Yae
制作年 1987(昭和62)年
材料 油彩・キャンバス
寸法 65.2×91.0
署名 右下:Y.A.
寄贈者
来歴
初出展覧会
作品名欧文 Untitled
サイト
解説 白い画面を黒い線が走り回っている。落書きのようなイメージが画面をまんべんなく覆いつくすさまは、特定の焦点を結ばないことでかえって、軽快で陽気なエネルギーが充満するかのように感じられないだろうか。一見気ままに書き散らかしたような線は、しかしよく見ると、いくつかの単位となる記号状のイメージを繰りかえし用いていることがわかる。渦巻き、はしご、碁盤の目などなど。また線は、地の上に筆で描いたのではなく、地を堀り刻んだものだ。まず白い地を厚く塗りこめ、次いでとがったもので線を刻む。その後黒い絵の具を刻んだ谷間に埋めこみ、白地からはぬぐいさるという手順で制作された。このため線からは、物としての地の抵抗感や、速度の遅さを感じとることができるだろう。これが線に、激しさや性急さに引きずられない、独特の落ちついた表情をもたらしている。
(県立美術館学芸員・石崎勝基)
展覧会歴 浅野弥衛展(三重県立美術館 1996)no.229
三重の三人(三重県立美術館 2007)a-45
文献